留学生を5人確保してくること

昨日、かつての韓国時代の同僚であった友人から電話があった。この春に関西地方にある私立の短大に就職が決まってようやく初めての新学期を迎えたところである。何だろうと思ったら、新学期そうそう学長と副学長とに呼ばれての面談があったのだと言う。その…

疲れた

4月に入って、少し時間の流れが速くなる。新学期が目前となり、何となく気持ちがせわしくなる。少し憂鬱になるとともに、アドレナリンも出て来る頃なのだが、今年は疲れを自覚している。春休みも何だかんだと雑用があって、3月の後半までゆっくりできなかっ…

『朝まで生テレビ』を見る

論文も書けそうもないので『朝まで生テレビ』を見る。アベノミクスについての話題。アベノミクスの効果について批判しながらも皆一様にテンションが高くて楽しそうに話しているのが印象的。何しろアベノミクスとそれによる円安、株高が嬉しくてしようがない…

ちょっと嬉しかったこと

この頃、ブログの更新が滞っているのだが、3月中にあれこれと溜まった仕事を片づけなければいけないため。1本は新作の論文を書き上げ、1本は口頭発表の修正補足を行って一息ついたのだが、さてもっとも重要な仕事に取りかかろうとしてなかなか取りかかれずに…

フォールタビリティ(faultability)の話

日本の文明・文化がどこか窮屈で居心地悪く感じられるのは、人間のフォールタビリティ(faultability)に対する寛容さが足りないからではないかと思える。平凡な言葉でいえば、人間とはいい加減で間違いやすいものだ、という人間の誤りやすさへの寛容さのこと…

「帝国日本の文学研究・教育」研究会 at 筑波大学

先週の日曜、月曜と筑波大学で研究集会「帝国日本の文学研究・教育」研究会の第一回研究集会があって出かけてきた。筑波大に行くのは久しぶりで筑波エキスプレスに乗って快適にたどり着いた。以前は東京駅からバスに乗って長い時間揺られて行ったものだけれ…

『TOKYOアイヌ』上映会終了

今日は東北大学で『TOKYOアイヌ』の上映会を行って、無事終了した。予想したよりも大勢の方々が参加されて盛会裏に行われ、討論も活発に交わされたので、主催者側としてはたいへん嬉しい成果であった。 やはり実際にアイヌを代表する弓野さんが語られること…

アイヌ断想

明日、ドキュメンタリー映画『TOKYOアイヌ』の上映会があるため、アイヌに関してにわか勉強をする。また、明日コメンテーターをしていただく弓野恵子さんに今日お会いして色々と貴重なお話を聞く機会も持った。 その中で感じるのは、例えば他の日本のマイノ…

Ricki Lee 「Human」

今日は仕事が早く終わったので、CDショップに行って色々と試聴してチェックしてきた。中でもオーストラリア出身の「アメリカン・アイドル」というキャッチフレーズのRicki Leeのアルバムがとても気に入った。1月30日発売とあるから明日発売なのだが、全部…

ふと思い出したこと

ずいぶん昔、かれこれ20年以上前のことになるが、大学を卒業したころに自動車免許を取って、運転を始めたころの話である。 仙台の街中をその時、運転して走っていた。かなり中心部の信号で止まって、ふとバックミラーを見ると、後ろに大型のトラックが止まっ…

週末の仕事

今週の週末は、学会誌の書評(『『華麗島文学志』とその時代』)書き。500ページの大部の著書なので、読むのにも相当の時間がかかった。一昨日、昨日とかなり集中して100ページ以上ずつ読んだので、今日は実は疲労困憊してしまって元気が出ない。しかし明日…

『原爆文学研究』11号

『原爆文学研究』11号、送っていただきました。 「生活記録」から「証言」へ―「長崎の証言の会」創設期と鎌田定夫 (東村 岳史) 大江健三郎の核時代観とW・H・オーデン―深瀬基?訳のオーデン「支那のうへに夜が落ちる」の受容― (高橋 由貴) 一九八〇年代の…

明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。今年も何卒どうぞよろしくお願いします。 去年の後半1、2か月くらい疲れ気味で、そのまま年末を迎えました。2011年の震災以来、心理的・身体的に慌しい時期が続いてきたので、その反動が出て来たのかと思っています。…

南三陸町に行ってきて

年末に南三陸町に行ってきた。身体を休めるために両親と家族とで温泉ホテルに1泊してきたのだが、そのホテルには語り部バスというのがあって、南三陸町の震災時の状況と現状を語り部のお兄さんが説明してくれるバスが出ていて、それに乗って回ってきた。 約1…

年末雑感

今日は娘が半年ぶりに帰省した。東京からバスに乗って6時間かけて来たので疲れたようだったが、家に娘が来ると家の中が女子会モードになる。にぎやかにおしゃべりをしながら遅い夕食を食べた。 ところで、年末は少し時間ができたので3月までの原稿準備も兼ね…

一学期の疲れ

少し前からどうも体調が悪いとは思っていたのだが、今年の授業を終えた途端本当に疲れがどっと出てしまった。体力が落ちているのだろうけれど、学期中も以前よりずっと疲れやすくなってしまっている。2週間ほど前にメンテナンスのために汗蒸幕(ハンジュンマ…

韓国大統領選挙

日曜日に引き続きふたたび大きな選挙。予想に反して、意外に早い段階でパク・クネの当選確実が出る。かなり接戦の予想のはずだったのが、思いのほか差は縮まらずそのまま当選確実になる。家人に電話をかけてその話をしたところ、逆ギレされて電話を切られた…

選挙雑感

昼間、書きものの間に選挙に行ってきた。投票所の脇の黒板に投票者数が時間ごとに書いてあったが、午後3時現在で28パーセントとかその位の低調なものだった。少し意外だったが、後でテレビのニュースを見た所、この低調さは全国どこも一緒だったようである。…

日本語の苦しさ

日本に帰国してしばらくの間、日本語への拒否反応のようなものが続いてあった。日本語を聞くと息苦しくなってきて、逃げ出したくなるのである。日本語の何がそのような拒否反応を引き起こすのか、リズムのようなものか、話者の内面に関することなのか、はっ…

選挙のこと

現在繰り広げられている衆議院選挙については、あまり希望を見いだせないというのが本当のところ。今日の世論調査では自公で300議席越えという予想だから、おそらく自民党が政権に復帰することになるのだろうし、その際、公明党とそのまま手を組んで連立・連…

安室奈美恵と張恵妹

安室奈美恵と張恵妹(台湾の原住民歌手、A-MEI)の並行性と共通性とに関しては、以前からとても深い関心を抱いている。この2人の音楽を比較考察したならば、東アジアにおけるポストコロニアルな数多くの文脈が明らかとなってくるはずである。また戦後の日本…

しばらくぶり

しばらく間が空いてしまった。なぜか毎日何か雑用があったり、授業準備が忙しかったりで、ろくにゆっくりできる時間もない。局地的な忙しさである。週末は週刊読書人という書評誌に和田とも美氏の本の書評を書いて送ったら、次の月曜日の会議をすっぽかして…

一人暮らし

しばらく家内が実家の方へ帰っていたので、一週間ほど一人暮らしをした。最初の1日2日くらいはしんどいものの、その後は慣れて一人暮らしもなかなか楽しいと思えるようになる。特に普段はできない料理を思い通りにできるというのは一人暮らしの最大の楽しみ…

傷つきやすいナショナリズム

授業ではミニットペーパーというものを使って学生に感想を書いてもらっているので、だいたいの雰囲気や空気のようなものを感じとることができる。 先週の韓国映画の授業で『グッドモーニング・プレジデント』というチャン・ジン監督の政治コメディを見た。3…

悲しい夜に

悲しい夜には詩を作ってみる 星と風が記憶を痛ませ はるかな昔の光景をはためかせるように 何日も何日も食べるものもなく 血さえもひからびてしまった心に 一滴の水をしたたらせるように 多くのことを経験しすでに終わりを望む地点に 近づいてきたことを い…

憤懣

きわめて率直に言ってしまえば、国家や企業のために献身する男性のメンタリティ、そして一歩下がって男性の言うことに従う女性のメンタリティを革命的に切断するような契機がなければこの国には未来がない。そのようなメンタリティを自ら突破することなしに…

希望

今日は山形であった日本比較文学会東北支部大会に日帰りで出かけてくる。今回は韓国時代から旧知の田尻浩幸さんが発表するので、その司会を任されたためでもある。 田尻さんの発表は李人植と東京政治学校、そしてそこで教えていた長田秋濤との関係を通して、…

悔しさという感情

震災直後の感情を今思い出してみると、悔しいという感情が底流をなしていたことに気が付く。なぜあんなに悔しいという感情が生じたのか思えば不思議であるが、この感情はおそらくそれ以前から潜在していたものだったのではないかという気がする。 震災はある…

今日は

半日かけて娘に送るためのホバクジュック(かぼちゃの汁粉)を作る。と言っても家内の助手。汁粉に入れる米粉の団子を丸めたり、かぼちゃを薄く切ったり、だいたい力仕事関係をやる。なかなかおいしくできて、夕食には余ったものを食べる。夕方に宅配便で送…

やり残した課題

先週の週末が岡山での学会だったので、帰るや否や平日の授業が始まり、やっとのことで一週間を乗り切った。疲れを取る暇がなかったのできつい一週間だったが、何とか週末にたどり着き、今日は夜に温泉に行ってきた。少しリフレッシュしないと。 ところで、こ…