疲れた

 
 4月に入って、少し時間の流れが速くなる。新学期が目前となり、何となく気持ちがせわしくなる。少し憂鬱になるとともに、アドレナリンも出て来る頃なのだが、今年は疲れを自覚している。春休みも何だかんだと雑用があって、3月の後半までゆっくりできなかったことともあるし、溜まっていた書きものの仕事をしようと少し頑張ったためでもある。学期直前になって、そんなこんなの症状が蓄積されて疲れが自覚されてきたというわけである。
 
 4月からサバティカルを取って1年間休暇に入るという教員の方の知らせを見て、とても羨ましく思った。なるほど、こういう症状の現れた時にサバティカルを取るものなのかと深く納得した。そろそろ現在の大学に勤めてから10年目ということだから、本当にサバティカルを取ってもいい頃なのかもしれない。ただ、こちらは半年だけだけれど。
 
 もう少し詳しく言うと、休みたいという気持ちももちろんあるが、それ以上に充電したいという思いの方が切実なようである。ミメーシスとかフロイトとか、なかなか普段読めないような時間のかかる本を読んでみたいという気持ち。時間に追われて過ごす生活から解放されたいという気持ち。そんな気持ちが強いのである。
 
 何にしろ疲れた。ゆっくり湯治でもしたい気分。
 
         ☆
 
 ところで、また科研費に落選したらしい。どうも科研費とは相性が悪いのかもしれない。5年連続で落選。