2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

やっと

入試関係の業務が終わったのですが、無理をしたので鼻血が出ました。限界。グロッキーです。

受験を終えて

25日、26日と娘の大学の2次試験があって東京へ行って昨晩帰ってきた。娘のために家族総出で出かけて、まさに一家の総力戦と言ったところ。二日間の試験が終わって、とうとう長い長い総力戦が終わったわけだが、まだ実感はわかない。 娘の話だと、模擬試験の…

アン・リー『ラスト・コーション』

アン・リー監督『ラスト・コーション』を見る。158分の大作だが、少しも冗長でなく時間を感じさせない出来である。1940年代上海の街並みを再現した大規模なセットやエキストラ、小道具なども素晴らしく、堪能する。 この映画は、工作員を主人公とした工作員…

成績入力完了

やっと成績入力が完了する。いつものことながらほぼ2週間くらいかかっての仕事となる。今回はレポートをやめて期末試験にしたためにいつもよりも楽な方であったのだが。毎度ながら入力の締切りに遅れて、特別にサーバーを空けてもらっての入力となる。 今回…

クォン・ミョンア『植民地以後を思惟する』(권명아『식민지 이후를 사유하다』)

長い序文が付いていて、この著の問題意識の背景と著者の個人史との関わりや、アカデミズムの現状への批判的介入など、あるいはジェンダーや学閥、地方などの様々な機制によって弱者として疎外される人々への解放の企図など、実に多くのことが語られている。…

期末試験を採点して

韓国映画の理解の期末試験で、韓国映画の特徴について書いてもらった。それを読んで韓国映画の特徴は人間の深い”情”を描いたものが多い所にあるという意見にとてもよく納得した。同性であれ、異性であれ、韓国映画に描かれているのは深い愛情であり、友情で…

音楽とムーダン(巫女)性

以前から感じてきたことだが、音楽は一種のムーダン性(「ムーダン」は韓国の巫女)を持っている。巫女性と言ってもいいのだが、もうちょっと「神」が降りてきた憑き物の状態を指している。あるいは憑依性といってもいいだろう。韓国のムーダンはまさに神が…

ヘバラギ「私の心の宝石箱」(해바라기 「내마음의 보석상자」)

ヘバラギは80年代の学生たちにとても人気があったように記憶しています。「사랑으로(愛によって)」もよく歌われていましたが、この「私の心の宝石箱」は深く思い出に残っています。 http://www.youtube.com/watch?v=csehyMP_074

急に

色々なことが同時多発的に進行して、目まぐるしい数日でした。昨日、今日と大学院の入試と重なったので、だいぶ疲れました。 ●韓国の作家・金薫(キム・フン、『칼의 노래』の作家、邦題『孤将』)が3月に仙台に来ることになりそうです。松尾芭蕉の奥の細道…

今日は

この春で帰国する学生(韓国人博士課程)の送別会を個人的にやって、12時半から5時過ぎまで遊びました。おまけに引越しで要らなくなった家具やCDプレーヤー、コチュジャンや海苔までもらって来ました。春からは母校の教壇に立つということ。ファイティング!…

バレンタインデー

なぜか今年は私から娘にチョコレートを贈ることになって、今日スーパーのチョコ売り場で女性たちに交ってチョコを選んできた。トリュフにしようと思ったが、いいものはすでに売り切れていて、4つ入りで500円のを買ってきた。 贈りたい人が性別に関係なく贈る…

仙台文学館での対談・川村湊×佐伯一麦「文学は社会をどう描いてきたか」

仙台文学館で企画展「文学と格差社会」関係のイベントとして川村湊と佐伯一麦の対談「文学は社会をどう描いてきたか」が今日あって、出かけてきた。 http://www.sendai-lit.jp/event/exhibit-special/218-2011-12-07-00-52-18.html 企画展は「樋口一葉から中…

どうも

この頃体調がおかしいと想っていたが、更年期障害かもしれないと思うようになった。動悸や発汗、睡眠障害など、どうも思い当たることが数多くあるのである。年末に震災の見舞いを恩師の先生からいただいて、それからどうも気分が優れない日々が続いたのだが…

新入荷

博士課程の李敬淑さんに韓国で買い出しをしてもらい、書籍が入荷しました。重い本を運んでもらってありがとうございました。 クォン・ミョンア『植民地以後を思惟する 脱植民化と再植民化の境界』 クォン・ミョンア『歴史的ファシズム 帝国のファンタジーと…

保田与重郎「ヱルテルは何故死んだか」

保田与重郎論を書くために、「ヱルテルは何故死んだか」を読む。これが彼の批評的な核心であり、出発点であることを実感する。保田の批評対象は、はじめから「近代」に内在している矛盾であり、近代を内部から崩壊させざるをえないディアレクティック(それ…

今日は

仙台でも大雪が降り、10センチ以上積もっていた。娘は高校に行かずに午前中は家にいて、午後から予備校に行くということだった。 雪も積もっているので、車で送っていくことにして車の雪をかき、玄関の周りや車周りの雪を掃除してから娘を送っていくと、途中…

白石「村の遺話」 (백석; 「마을의 遺話」)

슬픈 일이었다. 덕항영감과 저척노파는 그렇게도 되고 싶은 누더기와 쥐가, 되지 않고는 못 배길 누더기와 쥐가 좀처럼 되지 않았다. 그것은 영감 노파가 누더기와 쥐보다 한층 높은 인간인 까닭일지도 모르나 까닭인즉 누더기와 쥐가 어떤 인간보다는 적어…