2012-01-01から1年間の記事一覧

明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。今年も何卒どうぞよろしくお願いします。 去年の後半1、2か月くらい疲れ気味で、そのまま年末を迎えました。2011年の震災以来、心理的・身体的に慌しい時期が続いてきたので、その反動が出て来たのかと思っています。…

南三陸町に行ってきて

年末に南三陸町に行ってきた。身体を休めるために両親と家族とで温泉ホテルに1泊してきたのだが、そのホテルには語り部バスというのがあって、南三陸町の震災時の状況と現状を語り部のお兄さんが説明してくれるバスが出ていて、それに乗って回ってきた。 約1…

年末雑感

今日は娘が半年ぶりに帰省した。東京からバスに乗って6時間かけて来たので疲れたようだったが、家に娘が来ると家の中が女子会モードになる。にぎやかにおしゃべりをしながら遅い夕食を食べた。 ところで、年末は少し時間ができたので3月までの原稿準備も兼ね…

一学期の疲れ

少し前からどうも体調が悪いとは思っていたのだが、今年の授業を終えた途端本当に疲れがどっと出てしまった。体力が落ちているのだろうけれど、学期中も以前よりずっと疲れやすくなってしまっている。2週間ほど前にメンテナンスのために汗蒸幕(ハンジュンマ…

韓国大統領選挙

日曜日に引き続きふたたび大きな選挙。予想に反して、意外に早い段階でパク・クネの当選確実が出る。かなり接戦の予想のはずだったのが、思いのほか差は縮まらずそのまま当選確実になる。家人に電話をかけてその話をしたところ、逆ギレされて電話を切られた…

選挙雑感

昼間、書きものの間に選挙に行ってきた。投票所の脇の黒板に投票者数が時間ごとに書いてあったが、午後3時現在で28パーセントとかその位の低調なものだった。少し意外だったが、後でテレビのニュースを見た所、この低調さは全国どこも一緒だったようである。…

日本語の苦しさ

日本に帰国してしばらくの間、日本語への拒否反応のようなものが続いてあった。日本語を聞くと息苦しくなってきて、逃げ出したくなるのである。日本語の何がそのような拒否反応を引き起こすのか、リズムのようなものか、話者の内面に関することなのか、はっ…

選挙のこと

現在繰り広げられている衆議院選挙については、あまり希望を見いだせないというのが本当のところ。今日の世論調査では自公で300議席越えという予想だから、おそらく自民党が政権に復帰することになるのだろうし、その際、公明党とそのまま手を組んで連立・連…

安室奈美恵と張恵妹

安室奈美恵と張恵妹(台湾の原住民歌手、A-MEI)の並行性と共通性とに関しては、以前からとても深い関心を抱いている。この2人の音楽を比較考察したならば、東アジアにおけるポストコロニアルな数多くの文脈が明らかとなってくるはずである。また戦後の日本…

しばらくぶり

しばらく間が空いてしまった。なぜか毎日何か雑用があったり、授業準備が忙しかったりで、ろくにゆっくりできる時間もない。局地的な忙しさである。週末は週刊読書人という書評誌に和田とも美氏の本の書評を書いて送ったら、次の月曜日の会議をすっぽかして…

一人暮らし

しばらく家内が実家の方へ帰っていたので、一週間ほど一人暮らしをした。最初の1日2日くらいはしんどいものの、その後は慣れて一人暮らしもなかなか楽しいと思えるようになる。特に普段はできない料理を思い通りにできるというのは一人暮らしの最大の楽しみ…

傷つきやすいナショナリズム

授業ではミニットペーパーというものを使って学生に感想を書いてもらっているので、だいたいの雰囲気や空気のようなものを感じとることができる。 先週の韓国映画の授業で『グッドモーニング・プレジデント』というチャン・ジン監督の政治コメディを見た。3…

悲しい夜に

悲しい夜には詩を作ってみる 星と風が記憶を痛ませ はるかな昔の光景をはためかせるように 何日も何日も食べるものもなく 血さえもひからびてしまった心に 一滴の水をしたたらせるように 多くのことを経験しすでに終わりを望む地点に 近づいてきたことを い…

憤懣

きわめて率直に言ってしまえば、国家や企業のために献身する男性のメンタリティ、そして一歩下がって男性の言うことに従う女性のメンタリティを革命的に切断するような契機がなければこの国には未来がない。そのようなメンタリティを自ら突破することなしに…

希望

今日は山形であった日本比較文学会東北支部大会に日帰りで出かけてくる。今回は韓国時代から旧知の田尻浩幸さんが発表するので、その司会を任されたためでもある。 田尻さんの発表は李人植と東京政治学校、そしてそこで教えていた長田秋濤との関係を通して、…

悔しさという感情

震災直後の感情を今思い出してみると、悔しいという感情が底流をなしていたことに気が付く。なぜあんなに悔しいという感情が生じたのか思えば不思議であるが、この感情はおそらくそれ以前から潜在していたものだったのではないかという気がする。 震災はある…

今日は

半日かけて娘に送るためのホバクジュック(かぼちゃの汁粉)を作る。と言っても家内の助手。汁粉に入れる米粉の団子を丸めたり、かぼちゃを薄く切ったり、だいたい力仕事関係をやる。なかなかおいしくできて、夕食には余ったものを食べる。夕方に宅配便で送…

やり残した課題

先週の週末が岡山での学会だったので、帰るや否や平日の授業が始まり、やっとのことで一週間を乗り切った。疲れを取る暇がなかったのできつい一週間だったが、何とか週末にたどり着き、今日は夜に温泉に行ってきた。少しリフレッシュしないと。 ところで、こ…

日本近代文学会でのこと

この週末は岡山であった日本近代文学会の大会に出かけて、パネル発表「震災をめぐるさまざまな言説的亀裂――東北・マイノリティ・文学――」を行ってきた。 色々な経緯があってパネルを組むことになったのだが、震災という重いテーマに、それもことさら「亀裂」…

苦しい書類作成

この時期は苦しい研究費の書類作りの仕事が毎年ある。この仕事はだいたいタイミングがいつも悪くて、苦しい思いをすることになる。前もってやっておければいいのだが、いつもぎりぎりになってやるので苦しい思いが倍加するのである。 今年は通るという確信が…

東京出張

週末は1泊で東京に出張。時間にすれば1日ちょっとの27時間ほどの出張だったが、思ったよりも疲れた。夜に行って夜に帰ってきたからだろうか。 娘のアパートで1泊。この頃は東京に行くと娘のアパートに泊めてもらう。嫌な顔一つせずに歓迎してくれるからよ…

やっと週末

今日も授業と雑用の山をこなした一日。帰るとぐったりしてしまい、あとまた論文査読と科研費の書類書きの仕事があるのだけれど、やる気が出ない。 ところで、今日の授業はとても興味深かったのでその報告。 今年の後期は「東アジアのマイノリティを扱った映…

ただ疲れた

授業、書類作成、会議、明日の芋煮の買い出し、などで一日動き回って疲れる。家に帰ってゆっくりできるかと言えば、学会の論文審査があって休むわけにはいかない。そんなことで、ただ苦しい思いをする。1年間の休暇とは言わないが、ただ2,3日でもゆっくりし…

連休中

連休中も10月4日の日記で書いたように、仕事のプレッシャーから離れられず苦しい思いが継続。苦しくてもこの連休中にやっておかなければならない仕事が溜まっていて、鞭打ってワープロに向かうしかない。 ただ、今日は時間を取って東松島市の被災地の様子を…

小さな奇跡

世の中には時々奇跡が起きるものだが、2011年の3月1日にフェイスブックを使い始めたのも小さな奇跡だったのかもしれない。 10日後に東日本大震災が起こり、その後の苦しい1か月――大学は閉鎖、街はほとんどすべての商店が店を閉じていた時期――をフェイスブッ…

悲しい気分

10月に入って新学期が始まった。それはそれでやりがいはあるのだけれど、色々とこの時期はもともと雑用が重なる時期で、それを一つ一つやっていくのに絶対的に時間が足りない状態に陥る。だいたい某研究費の申請を新学期のこの時期にするのは本当にタイミン…

チェルノブイリ、その後

NHK教育テレビで継続的にチェルノブイリのその後の様子を特集していて、今日その2回目を見た。チェルノブイリは1986年4月の事故だったので、今年で26年経っている。チェルノブイリの現状を知ることは、福島そして東北の今後を見ることにつながるはずである。…

感想

今日は小雨が降り続いていることもあって、何となくブルーな一日。 昨日の夜、懸案だった夏休みの宿題の論文をようやくのことで脱稿して、解放されたのだけれど、それで少し寂しいこともある。ほとんど1年以上ああでもない、こうでもないと考え続けたテーマ…

秋のシンポジウム

ちょうど1か月後に日本近代文学会の秋季大会のシンポジウムがある。 http://amjls.web.fc2.com/gakkai.html#nittei 今回は色々な経緯からパネル発表をすることになり、それも去年の東日本大震災をめぐるテーマでのパネルを行うことになった。「震災をめぐる…

近況

仙台はもう夜に入ると寒くて、一昨日ストーブを出してきました。もう秋ですね。 ようやく昨日、夏休みの宿題の一つ、植民地教育に関するコメントをリライトする作業が終わって、今日原稿を送った。1か月締め切りを延ばしてもらって、何とかやり終えた所。な…