2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

コンピューター続報(2)

思い返してみると3週間くらいこの問題で労力を消費したことになる。家のコンピューターが使えないので、深夜の寒い研究室で授業準備をしたり、試験を作ったりした。あれこれいじってみたり、院生の知り合いに見てもらったり、ウィルスソフトを入れてもらった…

コンピューター続報

家のコンピューターがどうにも調子が悪くて、ついに我慢できずに新しいものを買うことにした。先週の金曜日に注文して、月曜日に納品ということに決まって、今日月曜日の来るのを待っていたわけである。 ところが念のためにと思って土曜日にウィルスソフトを…

家のコンピューターが

不調で、更新ができない状態が続いています。明日、修理に出そうかと思っていますがしばらくかかりそうです。 今月末締切の論文もそんな次第で全然進められずに、ストレスが溜まります。 何しろ仕事も趣味もコンピューターに依存しているので、コンピュータ…

ジェイ・チョウ「蘭亭序」 (周杰倫 「蘭亭序」)

ここ数日ジェイ・チョウにはまっている。中国圏では絶大な人気を誇っている歌手である。叙情的でノスタルジックな歌からラップぽい歌まで、多様な歌を歌いこなす才能を持っている。 この「蘭亭序」などを聞くと、中国の文化的資源(伝統といってもいい)をポ…

去年は

ことの他、悲しいことが多くて涙を流すことが重なったため、眼の老化が急速に進んだ気がします。膜がかかったようにぼんやりして、表面に埃のようなものが付いているような状態です。心は若くても身体は着実に老いていく、というのは人生の一番大きなアイロ…

チャン・ヨンヒ(장영희)教授の言葉

내가 살아보니까, 내가 주는 친절과 사랑은 밑지는 적이 없다. 내가 남의 말만 듣고 월급 모아 주식이나 부동산에 투자한 것은 몽땅 다 망했지만, 무심히 또는 의도적으로 한 작은 선행은 절대로 없어지지 않고 누군가의 마음에 고마움으로 남게된다. 소중한…

センター試験終了

娘のセンター試験が今日で全科目終了した。目標としている点数には届かなかったようだが、それでも満足気な表情だった。やっと一つ大きなヤマを越したという表情だろう。家に帰ってきて、2時間ほどsistar19のma boyをカラオケして いたそうだ。 娘の受験に…

今日は

それから娘のセンター試験D-dayでした。娘の言葉によると「通過儀礼のようなもの」だとのこと。「やっぱり本番は疲れるなあ」とも言っていました。明日もセンター試験2日目。

今日は

前から気になっていた朴露子ハンギョレ・ブログをまとめて読む。南韓と北韓とを同様に批判的な視点から見られるその批判的な知性に大きな感銘を受ける。北と南とを等距離でしかもその内部に深く立ち入った深さをもって眺めることは、少なくても日本にいるわ…

洪世和『セーヌは左右を分かち、漢江は南北を隔てる』

1970年代パク・ジョンヒ政権下での民主闘委や南民戦などの闘争に加わって、後パリに亡命してタクシー運転手、観光ガイドなどの職をしながら20年に渡る亡命生活を送った洪世和氏による本。『コレアン・ドライバーは、パリで眠らない』は韓国で1995年に出版さ…

今は

時間が通り過ぎる時期。 時間を通り過ぎさせなければいけない時期。 この時間がいくら辛いとしても幸福であると。 目の前の現実がいくら暗くてもそこには希望があると。 遠くから忘れずに暖かい便りを差しのべてくれる人がいると。 それらの人たちのために全…

震災後にあらわになったこと

今日は韓国から友人が来るので仙台空港まで行ってきた。もちろん激しい津波被害を受けたところで何度もテレビ放映もされた場所であって、その光景を重ね合わせて今の復旧されきれいになった空港を見ると、深く感慨にふけらされる。仙台ではどこに行っても震…

ナ・ホンジン監督『チェイサー』(나홍진 감독 『추격자』)

また正月から苦しい映画を見てしまう。とてもとても見ているのが苦しい映画であった。最近の韓国映画がその表現の強度をどんどんと上げて、まさに息をつかせないような人間の原初的な感情を刺激するものにまで「進化」していることをまざまざと示す映画であ…

ジュディス・バトラー『生のあやうさ』から

「悲しむこと、そして悲しみそのものを政治的力学の資源とすること、それはあきらめて活動しないということではなく、苦しみ悩むことにどうやって同一化するのかという、自分自身の立つ位置を時間をかけて探していくプロセスであると考えられないだろうか? …

『ベンジャミン・バトン』

テレビの正月映画(?)で『ベンジャミン・バトン』をやっていて、見てしまう。2回目となる。この映画の主題は時間であって、主人公が時間を逆にたどることによって、人生の中の時間の持つ意味がとても劇的にあぶりだされている。 元々昔から時間を主題とし…

冬休み中に

一本論文を書かなければならなかったのだけれど、結局全然書くことができずに終わりそうな情勢。 日本浪漫派と保田与重郎についてのもので、主に保田の『蒙彊』を中心とした<外地>の問題について書きたいと考えている。 多くの近代の文学者たちにとって<…

『原爆文学研究』10

昨日、川口隆行さんから贈っていただきました。 高野吾朗「試論;小説・戯曲・映画・絵画における被爆者の”性的”描写について」 野坂昭雄「核批評と核SF」 柳瀬善冶「透視的な終末あるいは襞のなかの偶有」 中野和典「空洞化する言説」 川口隆行「街を記録…

明けましておめでとうございます

2012年が明けました。まだ新年を迎える準備ができていないうちに無理矢理前に押し出されたような気もしますが、ともあれ新年が喜びと希望と愛に満ちた年になりますよう、お祈りいたします。 年末は年賀状などを書きながら、震災の記憶を整理しようとしながら…