今日は

　
　前から気になっていた朴露子ハンギョレ・ブログをまとめて読む。南韓と北韓とを同様に批判的な視点から見られるその批判的な知性に大きな感銘を受ける。北と南とを等距離でしかもその内部に深く立ち入った深さをもって眺めることは、少なくても日本にいるわれわれにはきわめて困難なことだ。ロシア、中国、北朝鮮という歴史的な連環性についての知識と経験がきわめてわれわれ日本人には乏しいからだ。そのような盲点を朴露子氏のブログは鮮やかに教えてくれる。彼女はロシアで生まれ、現在はノルウェーのオスロ国立大学で韓国学を教えている。その出自と経歴とによって、南韓と北韓とを同時に等距離で眺められる視点を獲得している。韓国関係を専門としている身にとって、そのことは大きな衝撃でもあり励みともなることである。
　
　http://blog.livedoor.jp/hangyoreh/archives/1582843.html#more