2011-01-01から1年間の記事一覧

震災日記34

予想もしなかったが、冬休みはK先生の手紙をきっかけとして震災について再び思いをめぐらせる日々となった。ちょうど年末で一年を振り返る特集番組などもあって、そのことも要因となっている。 K先生の手紙の一節には平穏だった「過去の記憶」と過酷な「現在…

震災の原風景

年末ということも関係しているのか震災直後の記憶を思い出すことが多くなった。 実際の震災直後には家族と自分の生存のために気を張り詰めていたので、そう辛くは思わなかったが、とても寒くて空腹で、そしてよるべなく孤独だったなと今になって思う。それは…

ビヨンセ「Halo」 (Beyoncé Halo)

BSでビヨンセの特集をやっていて圧倒された。パワーというのは簡単だが、それ以上に何か神々しいもの、原始的で神聖な力に通じるものを持っている。魂を浄化させるようなカタルシスとでも言うか。あんなコンサートを生で聴けたら恍惚としてしまうのではない…

イ・サンウ「悲しい絵のような愛」 (이상우「슬픈 그림같은 사랑」)

これも懐かしのメロディー。88年の曲で、89年に日本語を教えに韓国に行ったころによく学生たちが歌っていました。大学歌謡祭の曲のようです。 http://www.youtube.com/watch?v=92h9sXxPTH4

ミン・ヘギョン「ある少女の恋の話」(민해경 「어느 소녀의 사랑이야기」)

前にも一度書いたことがあるが、ミン・ヘギョンはその名前だけ聞いても懐かしさがこみ上げてくる歌手である。80年代、大学院生時代に韓国語を習っていたころに、彼女の歌の入ったテープをもらって、毎日のように聞いていた。何とか歌詞の意味を知りたくて、…

震災日記33 恩師よりの手紙

数日前に大学院時代の恩師であるK先生から震災以後の様々のお見舞いへのお礼状が届いた。K先生はワープロを使うのができなかったはずなのだが、今年になって勉強したものかワープロでA4用紙6枚にわたる長大な礼状であった。 そこには震災以後の様々な方々か…

チャン・ヨンヒ(장영희)教授の言葉

“희망을 말하는 것은 비참하지 않다고 밑져야 본전이라고. 희망의 노래를 부르든 안 부르든 어차피 물은 차오를 것이고, 그럴 바엔 노래를 부르는 게 낫다고. 갑자기 물때가 바뀌어 물이 빠질 수도 있고 소녀 머리 위로 지나가던 헬리콥터가 소녀를 구해 줄 …

韓進重工業クレーン闘争 キム・ジンスク委員長のインタビュー

韓国プサンの韓進重工業の影島(ヨンド)造船所で、整理解雇の撤回を求めて85号クレーンにのぼり、309日間の高空籠城を繰り広げたキム・ジンスク委員長(民主労総)の現場でのインタビュー。「鉄の女性」とも呼ばれるキム・ジンスク委員長の沈着でかつ強い意…

「朝鮮と台湾の植民地大学」シンポジウム

昨日、東北大学で「朝鮮と台湾の植民地大学」シンポジウムが開かれた。 発表者は台湾から呉文星氏(台湾師範大学)、韓国から白永瑞氏(延世大学)、日本から駒込武氏(京都大学)という各国での植民地教育史の第一人者といって過言ではない豪華メンバーを揃…

元ちとせ「白夜」

たまたま行き当たって衝撃を受けました。こんな種類の歌を聴いたことはかつてありません。何と言えばいいのだろう。形而上学的なメッセージをさらりと日常的な言葉とメロディで歌っているとでも言えばいいのだろうか。ちょっと違う。沖縄の島歌にあるような…

実は

体調不良です。けっこうこの所忙しくしていた余波なのですが、身体が重くて頭も働かない状態です。でも明後日に迫ったシンポジウム「朝鮮と台湾の植民地教育」のコメントを何とか書き上げないと。苦しいことばかりです。

接続の政治学ワークショップ

今日は満月。そして9・11から9ヶ月目の日。 少しこの所頑張りすぎたので、やっぱり疲れが出た。毎週、週末に京都、東京と出かけていった疲れだ。もちろんその時はハイテンションだから気がつかないが、少し経って疲れが溜まっているのを自覚する。少し養生し…

最近

ブログの更新が滞ってしまいました。先週の週末に京都での日本映画学会があり、それの準備等で忙殺され、その後もなかなか暇が取れない状態が続いているためです。今週の週末、つまり明日も東京出張。来週の土曜日も東北大で国際シンポジウム。その合間を縫…

IU(アイユー) 「You&I」

IUの新曲。IUってこんなに可愛かっんでしたっけ? 이렇게 IU가 깜찍한 줄 몰랐습니다. 소녀시대 윤아 계열의 깜찍함이네요. 가창력도 대단하고 참 새삼 다시보았습니다. http://www.youtube.com/watch?v=bKowlY7ZkPs

日本社会文学会ホームページ

日本社会文学会のホームページ。備忘のために貼り付けておきます。 http://wwwsoc.nii.ac.jp/ajsl/index.html

T-ara 「Cry Cry」

今日の一曲。T-araの新曲だが、本格的に映画作りの映像となっていて驚かされる。歌の物語性を映像化したということだろうか。チャ・スンウォンとキュリの演技が、とても迫真的で、本当の映画を見ているようだ。 http://www.youtube.com/watch?v=PpXrt_Qgdx8&…

FTA売国ソング

昨日、韓国でアメリカとのFTAが抜き打ち可決された。与党のハンナラ党による抜き打ち可決だったものだから、全国的にそれに対する反発が強まり、ネット上ではハンナラ党所属議員を落選させる落選運動が展開されている。 その落選運動の応援ソングとして「FTA…

今日は

12月3日の日本映画学会が迫ってきているので、昨日は一日キム・ソヨンさんの発表原稿を日本語訳をするのにかかり切った。明け方までコーヒーを飲みながらやって、もちろん原稿が興味深いこともあってハイテンションだったのだが、一晩明けたら疲れが溜まって…

晩秋

晩秋の季節になると、物思いが多くなる。ノスタルジーに浸ることもあるし、胸がふたがるような気分に陥ることもある。心がどこか遠くへあくがれ出づるような思いになることもある。そんな時には音楽を聞く。パク・ワンギュの音楽と、キム・グァンソクの音楽…

光州出張

先週の週末に韓国全羅道の光州に出張してきた。シンポジウム「東アジアの異文化交流と翻訳」出席のため。 http://altair.chonnam.ac.kr/~jjss/bbs/view.php?id=community1&page=1&sn1&divpage=1&sn=off&ss=on&sc=on&select_arrange=headnum&desc=asc&no=89 …

弱音

今日は弱音を書く。後期に入ってから仕事が重畳して、平日も週末も仕事にかかりっきりで余裕をなくしている。睡眠時間を削りながら目の前の仕事を一つ一つこなしていると、だんだん緊張が取れなくなって心身の調子が悪くなってくる。今週も忙しくしていたら…

昨日

娘(高3)が模擬試験でiPad2を賞品としてもらってきた。模擬試験で全国100位に入ったものには賞品として全員にくれるというものだ。娘はもちろん賞品狙いで試験を受けて、予定通り取ってきたのである。 2日間、色々使ってみてやはり感銘を受けたようで、未来…

韓日出版交流シンポジウム

韓日出版交流シンポジウム「日韓文化交流のための韓国文学翻訳活性化方案」が、ちょうど3月11日の大震災の日にソウルで開かれていたのですね。何人か知り合いの人が出ていたので、彼らがその後無事に日本に帰れたのか、ソウルで足止めされたのか今更ながら心…

聖誕節

今日は朝から一日中、クリスマスを意味する韓国語「聖誕節(ソンタンジョル、seong-tan-jeol)」という言葉が頭から離れない。何回も口で転がしていると、フランス語の響きのように聞こえてくる。音の響きとして、とても美しい言葉だと思う。seong-tan-jeol, …

後期は

元々授業数も多く、忙しいのは分かっていたが、今回はことに震災の余波で忙しさが加重している。前期の成績処理もいまだ完了していないのに、そこに研究費関係の書類作成(大学関係者にはよくお分かりの)、教員補充のための選考会議、休学者の休学届と事後…

矢吹晋・藤野彰『客家と中国革命 「多元的国家」への視座』

かなり長い内容見本がpdfで読めるので、リンクしておきます。 矢吹晋×藤野彰の対論「なぜ今、客家に注目するのか」の部分、約50ページ。 http://www.toho-shoten.co.jp/jbook/pdf/9784497210159.pdf 客家と中国革命―「多元的国家」への視座作者: 矢吹晋,藤野…

ところで

学期中に論文を書くのはらくだが針の穴を通るほどに難しい。せっかく調子に乗っても平日の授業やら雑用やらで中断され、その後には元の調子には戻れないからである。先週週末に書いた論文を見て、ため息をつくことしきり。

彩風(AYAKAJI)のウェブサイト

石垣島を拠点として活動する仲田かおりと鳥居哲郎のユニット。残念ながら今年解散したとのこと。 http://www.teichiku.co.jp/artist/ayakaji/

メラニー・フィオナ「4AM」

もう一つメラニー・フィオナの音楽。これが元々フェイスブックで飛び込んできた曲で、題名どおりに午前4時のしっとりとした雰囲気を持っている。 http://www.youtube.com/watch?v=TgmHOcPDSso&feature=mfu_in_order&list=UL

メラニー・フィオナ「Heartless」

フェイスブックを使っていると色々な音楽も飛びこんでくる。今日フェイスブックで届いたメラニー・フィオナは、カナダのR&B歌手ということだが、両親がギニヤからの移民でインドやポルトガル系の血を引いているという混成的な出自を持っている。(ちなみ…