2013-01-01から1年間の記事一覧

オリンピック開催地決定

オリンピックの開催地決定が今日行われる。今、第1次投票が行われて、イスタンブールと東京とが決選投票に進むことに決定したところである。テレビではプレゼンテーションから放送していたので、東京のプレゼンテーションも見ていたのだが、かなりヒューマ…

 「松よ、松よ、青い松よ」(솔아 솔아 푸르른 솔아)

ようやく2週間にも渡るレポート採点を終えて、成績を提出する。これで一段落して次の仕事に取りかからなくてはいけないのだが、色々と気持ちが沈むことが多く、元気が出ない。 こんな時にはまず温泉に入って、気分を変えるに勝るものはない。ということで、…

『トガニ』

レポート採点に追われている合間を縫って『トガニ』を見る。コン・ジヨンのベストセラー小説を映画化したもので、だいたいの粗筋は知っていたもののその重さに圧倒された。 霧津という地方都市にある聴覚障害者の学校を舞台にして、そこの校長・行政室長・教…

参議院選挙

参議院選挙。気乗りはしなかった(積極的に応援したい人はいなかった)ものの、とにかく自民党独走を食い止めたい気持ちで投票に行ってくる。民主党候補に入れたのだが、接戦に競り負けて落選。比例区もみどりの風に入れるもののあえなく落選。自民党の独走…

蘇盈之Soo Wincci「不應該勇敢」など

ちょうど1か月ぶりで書く。1か月どうしていたかと言うと、授業の合間に音楽共有サイト、画像共有サイト、動画共有サイトなどを見ながら暮らしていた。要するに趣味の世界にはまって暮らしていたわけである。 年甲斐もなくはまってしまったが、一つよく分かっ…

リンジー・スターリング『Crystallize』

アメリカの踊るヴァイオリニスト、リンジー・スターリングの曲『Crystallize』。雪原の中でバイオリンを弾く姿は幻想的で、You Tubeでの視聴回数が6000万回を越えて、2012年のトップ8位に入ったのだそうである。 この曲がとても印象的だったのは、その演奏の…

NHKスペシャル 尼崎殺人死体遺棄事件

NHKで未解決事件の連続特集番組を組んでいて、そのFile No.3として尼崎殺人死体遺棄事件をやっていて思わず見てしまう。例の角田美代子容疑者による複数の家族が崩壊に追い込まれ、暴力や虐待の末に7人が死亡、3人が行方不明となった事件である。 この番組を…

日本のサービス過剰について

今日、たまたまシンガポール在住の日本人の書いた文章を読んだのだが、そこで筆者はシンガポールは経済的には日本以上の先進都市国家であるのにもかかわらず、サービス業は今一つだということを書いていた。三ツ星ホテルなどのサービスですら、今一つで満足…

備忘のために

日本に帰国したのはもう9年前のことになるが、その時のことは実はあまり思い出したくない記憶である。帰国してすぐに混乱状態に陥り、しばらく(というよりも数年単位で)その混乱状態が続いたからである。帰国とは元いた土地に戻ることであるために、すぐ再…

『セデック・バレ』第1部

ようやく念願かなって『セデック・バレ』の第1部を見てくる。言うまでもないが、台湾の霧社事件という原住民による日本人支配への反乱事件を題材としたものである。2011年に台湾で上映され大きな話題となったものだが、日本での上映がようやく今年になって行…

情けないニュース

この数日、情けないニュースばかりが続き、たいへん気が重い。橋本徹氏が慰安婦問題について発言し、あろうことかアメリカに対して日本の風俗を活用するようにとお説教する始末。聞くのも見るのももう嫌なのだが、どうしてもこの「現象」については考えざる…

映画『アンナ・カレーニナ』を見てブロックバスター映画について考えた

久しぶりの更新。 なかなか新学期が始まって更新がままならない。雑用が多いこともあるし、今学期は授業をパワーポイントですることに決意したので、以前よりも授業準備に手間がかかるのである。パワーポイントを作ると、一応授業のストーリーを考えたり、映…

留学生を5人確保してくること

昨日、かつての韓国時代の同僚であった友人から電話があった。この春に関西地方にある私立の短大に就職が決まってようやく初めての新学期を迎えたところである。何だろうと思ったら、新学期そうそう学長と副学長とに呼ばれての面談があったのだと言う。その…

疲れた

4月に入って、少し時間の流れが速くなる。新学期が目前となり、何となく気持ちがせわしくなる。少し憂鬱になるとともに、アドレナリンも出て来る頃なのだが、今年は疲れを自覚している。春休みも何だかんだと雑用があって、3月の後半までゆっくりできなかっ…

『朝まで生テレビ』を見る

論文も書けそうもないので『朝まで生テレビ』を見る。アベノミクスについての話題。アベノミクスの効果について批判しながらも皆一様にテンションが高くて楽しそうに話しているのが印象的。何しろアベノミクスとそれによる円安、株高が嬉しくてしようがない…

ちょっと嬉しかったこと

この頃、ブログの更新が滞っているのだが、3月中にあれこれと溜まった仕事を片づけなければいけないため。1本は新作の論文を書き上げ、1本は口頭発表の修正補足を行って一息ついたのだが、さてもっとも重要な仕事に取りかかろうとしてなかなか取りかかれずに…

フォールタビリティ(faultability)の話

日本の文明・文化がどこか窮屈で居心地悪く感じられるのは、人間のフォールタビリティ(faultability)に対する寛容さが足りないからではないかと思える。平凡な言葉でいえば、人間とはいい加減で間違いやすいものだ、という人間の誤りやすさへの寛容さのこと…

「帝国日本の文学研究・教育」研究会 at 筑波大学

先週の日曜、月曜と筑波大学で研究集会「帝国日本の文学研究・教育」研究会の第一回研究集会があって出かけてきた。筑波大に行くのは久しぶりで筑波エキスプレスに乗って快適にたどり着いた。以前は東京駅からバスに乗って長い時間揺られて行ったものだけれ…

『TOKYOアイヌ』上映会終了

今日は東北大学で『TOKYOアイヌ』の上映会を行って、無事終了した。予想したよりも大勢の方々が参加されて盛会裏に行われ、討論も活発に交わされたので、主催者側としてはたいへん嬉しい成果であった。 やはり実際にアイヌを代表する弓野さんが語られること…

アイヌ断想

明日、ドキュメンタリー映画『TOKYOアイヌ』の上映会があるため、アイヌに関してにわか勉強をする。また、明日コメンテーターをしていただく弓野恵子さんに今日お会いして色々と貴重なお話を聞く機会も持った。 その中で感じるのは、例えば他の日本のマイノ…

Ricki Lee 「Human」

今日は仕事が早く終わったので、CDショップに行って色々と試聴してチェックしてきた。中でもオーストラリア出身の「アメリカン・アイドル」というキャッチフレーズのRicki Leeのアルバムがとても気に入った。1月30日発売とあるから明日発売なのだが、全部…

ふと思い出したこと

ずいぶん昔、かれこれ20年以上前のことになるが、大学を卒業したころに自動車免許を取って、運転を始めたころの話である。 仙台の街中をその時、運転して走っていた。かなり中心部の信号で止まって、ふとバックミラーを見ると、後ろに大型のトラックが止まっ…

週末の仕事

今週の週末は、学会誌の書評(『『華麗島文学志』とその時代』)書き。500ページの大部の著書なので、読むのにも相当の時間がかかった。一昨日、昨日とかなり集中して100ページ以上ずつ読んだので、今日は実は疲労困憊してしまって元気が出ない。しかし明日…

『原爆文学研究』11号

『原爆文学研究』11号、送っていただきました。 「生活記録」から「証言」へ―「長崎の証言の会」創設期と鎌田定夫 (東村 岳史) 大江健三郎の核時代観とW・H・オーデン―深瀬基?訳のオーデン「支那のうへに夜が落ちる」の受容― (高橋 由貴) 一九八〇年代の…