2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

キム・ヨナ&テヨン「Can you hear me?」(김연아&태연「들리나요」)

キム・ヨナの歌の実力はすごい! テヨンとデュエットしているのを聞いてただ感嘆、感嘆。 http://www.youtube.com/watch?v=17wLwbg92ls&feature=related

テヨン&The One「星のように」(태연&The One「별처럼」)

The Oneとは歌手ジョン・スンウォン(정순원)のこと。テヨンのデビュー前からのボーカルトレーナーで、テヨンの一番よき理解者でもあり、また彼女をデュエットパートナーに選ぶほどその才能を買っているらしい。 この「벌처럽」は2010年の曲。THe Oneのアル…

ジョン・スイル監督『ヒマラヤ、風のとどまる所』(전수일 감독『히말라야, 바람이 머무는 곳』

この映画は、特別な映画だ。映像が思索しているような映画。ひどく思索的な映画だ。普通の映画鑑賞のコードを持ってみると、単調でストーリーの起伏もないし、俳優の演技も淡々としていて手持ち無沙汰になる。 しかしだんだんとこの映画は思索を促しているの…

最近

中島敦を読み進めている。今日は『光と風と夢』読了。南洋と物語と帝国と冒険、すべてが豊富に詰まった小説だった。畏敬すべき作品。

小津安二郎『宗方姉妹』

最近、小津安二郎映画が面白くなってきた。それもどちらかと言うと世評の高くない、失敗作と呼ばれている作品の方が面白いのである。例えば『風の中の牝鶏』とか『宗方姉妹』のような作品である。『秋刀魚の味』もいい。 何がいいのかというと、〈戦後〉とい…

アイヌ音楽と台湾原住民音楽のコラボレーション

めむ音楽工房というアイヌの音楽をベースにした音楽制作、コンサート、CD製作を行うページに立ち寄った。そこで知ったのだが、アイヌ音楽と台湾原住民の音楽とがコラボレーションして、北海道での音楽祭に台湾から陳建年らのアーティストを呼んでいるそうで…

宋岳庭「Life's a struggle」

台湾出身の天才ラッパー・宋岳庭。惜しくも2002年に23歳の若さで骨癌のために急逝した。この「Life's a struggle」の完成度の高さにはただただ驚くばかりである。 http://www.youtube.com/watch?v=GsrXRsXQHmM&feature=related

忠武路の上を飛ぶチャンサンコンメ(長山岬の鷹)

1980年代から90年代の始めの韓国で活躍した独立映画製作集団チャンサンコンメについての資料です。cine21から。 http://www.hani.co.kr/c21/data/L980817/1qb08h04.html 「チャンサンコンメに関する話はすでに現代の伝説である。作家・ファン・ソギョンの民…

反攻復国歌

あまりに興味深いので載せておきます。中華民国の反攻復国歌、つまり大陸の共産主義に反抗して大陸に中華民国を復興する、という歌です。「消滅朱毛 殺漢奸 殺漢奸」なんていう物騒な歌詞もあります。 http://www.youtube.com/watch?v=mo5jOYzk4ws&feature=r…

OKI DUB AINU BAND『サハリン・ロック』

旭川アイヌの血を引くオキが中心となったバンド、オキ・ダブアイヌバンド。2010年に出されたアルバム『サハリン・ロック』の標題曲。 http://www.youtube.com/watch?v=_X9QxFaHJwA オキについての紹介を引いておきます。 「アサンカラ(旭川)アイヌの血を引…

キム・ジョン監督『ギョン』(김정감독 『경』)

モウ一つキム・ソヨン氏関係。キム・ソヨン氏は実は韓国映画アカデミーの1期生であって、実作も作っているとのことだ。2009年にキム・ジョンという名前で、『ギョン』という商業映画を作っている。「ギョン」とは、登場する女性姉妹の名前でもあるのだが、「…

キム・ソヨン『韓国映画最高の10景』

これも2010年に出されたキム・ソヨンの新刊。韓国映画を10の観点とテーマから読み解いた評論集。映画史的な観点からも興味深い本です。目次は以下の通り。 1景 境界 境界の景観 『境界』――韓国映画の新たな景観 2景 近代の原風景 『青春の十字路』――現存する…

キム・ソヨン『近代の原風景――見えないものを見る――』

キム・ソヨンの2010年の著書。解放前の韓国映画を主な対象とした著。目次は以下の通り。 第1章 近代の原風景 韓国映画の原風景――写真、活動、継父、継母 新女性の始まりと映画的再現 朝鮮映画という「ナショナル」シネマ――活動写真愛好家と婦人席 韓国映画史…

what's up叢書

上のファン・ホドクさんの著書が入っている叢書のシリーズ。アガンベン、バルディウなどの著書が入っている。 http://book.interpark.com/display/collectlist.do?_method=ListSeriesBook&sc.shopNo=0000400000&sc.seriesNo=30107

ファン・ホドク『虫と帝国――植民地末文学の言語、生命政治、テクノロジー――』

http://www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?ISBN=8955593120 ファン・ホドクさんの新刊(韓国語)。目次は以下の通り。 目次 プロローグ 序論. 占領と植民、如何に見るべきか 1. 神話と政治―信仰と約束の体系 01.天皇制国家と贈与の思想―大日本帝国憲法…

ポン・ジュノ『ほえる犬は噛まない』(봉준호; 『플란다스의 개』)

ポン・ジュノの長編第1作『ほえる犬は噛まない』。ポン・ジュノについて少し考えをまとめておくために、見直してみる。改めて見ても、やっぱりポン・ジュノは才能の溢れる監督だと強く思う。 スタイルが第1作から確立していること。軽いタッチ。韓国人の自己…

今朝は

締切りとの闘いを体験した。今日、学会の編集委員会があるというのでどうしてもそれに間に合わせなければいけない、ということで締切りとの闘いとなった。夜から取り掛かり、一応朝方には終わったのだが、その後ネイティブチェック(家内にやってもらう、韓…

林憶蓮(サンディ・ラム)『柿子』

サンディ・ラムの音楽を久しぶりに聞いた。90年代の一時期香港ポップスに凝っていた頃によく聞いていたものである。全然変わっていないどころか、ますます歌唱力に磨きがかかって、もはやポップスの領域を越えてしまっている!という印象。この『柿子』はち…

今日の一曲 coi-na『ふくらしゃ』

癒されたいときには沖縄の歌に限る。coi-naはもう解散してしまったそうだが、とても透明感があって、沖縄民謡とポップスを融合させた味わいを持っている。この「ふくらしゃ」とは沖縄語で「誇らしさ」「喜び」といった意味とのこと。 http://www.youtube.com…

最近は

なぜか多事多難である。あちこちぶつかったり、思い通りにならなかったり、何度も書類を書き直したり、とそんなことが続いている。今日も実は授業中にキレて、学生相手に怒鳴ってしまった。学期最後の授業だったが、有終の美を飾れずに有終の汚点を残してし…

キム・ソヨン「アクションのためのアクションでなかったらよかった『The Good, The Bad, The Weird』」

http://www.cine21.com/do/article/article/typeDispatcher?mag_id=52383&page=1&menu=&keyword=&sdate=&edate=&reporter= キム・ソヨンの『The Good, The Bad, The Weird』評。韓国の「満州ウェスタン」の歴史的な系譜の上にこの映画を位置づけているが、19…

Amit『好膽你就來』

A-meiこと張恵妹が、Amitのアーティスト名で出している『阿密特』。2009年にリリースされ、第21回金曲奨を6部門で受賞したとのこと。 このAmit(阿密特)というのは、張恵妹が原住民ブユマ族の出身なのだが、その本名であるとのこと。『阿密特』はロック色の…

キム・ジウン監督『The Good, The Bad, The Weird』

1、「満州」を舞台としていることの意味 2、3人の男たちの持つコード 3、冒険活劇――ジャンルの混交性 4、The weird――奇妙な奴は生き残る もしもこの『The Good, The Bad, The Weird』に関して文章を書くならば以上のようなことを書くだろう。この映画は…

Apple Mango「I love you, I want you, I need you」

韓国SBSのドラマ「シティハンター」のOST。歌っているのはApple Mangoという新人のガールズグループらしいが、詳細は不明。ただ歌唱力はものすごくて、鳥肌が立つほど。 http://www.youtube.com/watch?v=n3_Yy9eZCEc&feature=related

この頃

多事多難で色々面倒なことが起こる。しかし何とか乗り越えて、ようやく一息つけた所。今週で全学教育も一つ終わり、来週で前期の授業もみな終わりとなる。早く夏休みに入れることを祈るばかりである。 最近聞いた面白い話では、中国のネット事情のことがある…