東京出張

 
 週末は1泊で東京に出張。時間にすれば1日ちょっとの27時間ほどの出張だったが、思ったよりも疲れた。夜に行って夜に帰ってきたからだろうか。
 
 娘のアパートで1泊。この頃は東京に行くと娘のアパートに泊めてもらう。嫌な顔一つせずに歓迎してくれるからよくできた娘である。お腹が少しすいたと言ったら、玉子焼きを作ってくれた。娘の作った玉子焼きとキムチとで、しみじみ味わいながら遅い夕食を食べた。
  
 今日の朝は、娘がミスコン関係の行事で6時にアパートを出たので(なんと4時半おき!)、その後少し寝てから掃除、片づけ、ゴミ出し、朝食などをしてから会議に向かう。学会の編集委員会
 
 今回の出張ではなぜか東京の空気に馴染めず、苦しい思いをした。もうすでに震災のことは痕跡もないように明るくて、別世界のように思えた。震災後に最初に東京へ行ったときに感じた強い違和感とは違うかもしれないが、1年半以上の時間が経過して自分の生活も感覚もだいぶ東京化というのか、東京の視点と変わらないようになっていると思いはじめていただけに、余計にショックだった。
 
 やはり東京と仙台とでは体感する感覚が違うのだと思った。被災地のこと、震災のことをいまだに考えずにはいられない仙台と、東京との温度差を感じてきた出張だった。