最近の状況など

 
 先週の週末は比較文学会のワークショップがあって、東京に1泊2日で行ってきた。なかなかに楽しい学会であった。この頃多く感じるようになったが、旧知の人々と会ってその間どのように過ごして、どんなことを考え暮らしてきたかを聞くのはとても楽しく、人生の喜びのうちの大きなものであると思うようになった。比較文学会でも多くの旧知の人と会って、いろいろな話を聞けた。人生の味わいのようなものをを味わってきた。
 
 ワークショップも好評だったし、「東アジアのモダニズム」についてかなり啓蒙的な話をしたのだが、関心を持った方が多かったようで、色々と新たな出会いもあった。その意味でも楽しい会ではあった。
 
 学会後は娘のアパートに泊まってきた。娘の作ったアボガドサラダを食べたのも嬉しかったが、娘が「우리 집이 생겨서 동경 오기가 좋아겼지(東京に「われわれの家(直訳)」ができて来やすくなったでしょう)」と言ってくれたのがとても嬉しかった。なかなかいい娘だと思ったし、健康に育ってくれて頼もしいことである。 
 
 ところで、学会後すぐ授業等があってやっと今日で一息ついた。今後のことを少し考えておかないといけないのだけれど、何が何だかよく分からない状況なので少し整理しておきたい。
  
 ○保田与重郎論文7月中旬まで
 ○6月末に映画学会の司会
 ○近代文学会印象記
 ○9月シンポジウム準備
 ○10月シンポジウム企画
 ○植民地教育シンポジウムのコメント原稿化
 ○博士論文準備
 
 などなど。その間に授業と題目発表会のコメンテーターと、学会編集委員会の仕事とそのほかもろもろの雑用などがある。
 
 去年と比べて仕事が加速してきて、今年の前半も息つく暇もなかったがしばらくそんな状態が続きそうである。この前の比較文学会で韓国モダニズムの啓蒙をしたので、そちらでの仕事も来そうな形勢である。なかなかしんどいことではある。