娘の引っ越しを終えて

 
 3月30日に娘の引っ越しがあり、それに家内と同伴して東京へ行ってくる。少し予定が伸びて結局3泊して今日ようやく仙台に戻ってくる。予定が伸びたのは、引っ越しの荷物を解いて、セッティングして、生活ができる状態まで整えてくることにしたため。
 
 30日の引っ越し当日は戦争のような慌ただしさだったが、翌日は渋谷に食器や食材やその他足りないものなどを買い出しに出かけ、そして3日目に片づけやら料理の仕方やあれこれを家内がコーチして、丸3日間をともに暮らした。3日間十分に長い時間をともに暮らしたため、別れの悲しい場面はあまりなく大学に行く娘を送って、そのまま分かれてわれわれは仙台へと戻ってきた。
 
 今日も実は休む暇なく、足りないものを仙台の家具屋やスーパーで求めたので、まだ別離の実感はわいていない。明日から徐々に娘のいない生活の実感が湧いてくることだろう。
 
 すでに娘は大学の手続きが今日あって、初登校し、男子学生からメールアドレスを聞かれたり、女子学生と友達になったりといろいろあったようである。その後、一人でアパートで食事を作って食べたということである。こうやって親離れ、子離れをしていくのだろう。少々寂しい気持ちもするが、それが人生のステージを上ることなのだと考えることにする。1か月に3回も東京へ行ったことで、東京との心理的な距離はずいぶん近いものとなったこともある。