台湾映画セデック・バレ

 2008年に大ヒットした『海角七号』の監督・魏徳聖監督の次の作品が、霧社事件を扱った『セデック・バレ』。ビビアン・スー主演で、今年中に公開予定とのこと。霧社事件は、台湾の原住民(タイヤル族)による最大の抗日蜂起事件で、日本人140人ほどが犠牲となった。日本軍は近代兵器を用いて制圧し、1000人以上が虐殺されたと言われている。
 
 セデック・バレの予告編 http://www.youtube.com/watch?v=OVDqI-STFRg
 
 セデック・バレの制作意図について http://2to3.tea-nifty.com/steam/2010/05/post-4fef.html
 
 セデック・バレ 公式サイト(中国語)http://www.wretch.cc/blog/seediq1930
 
 セデック・バレ 日本語公式ブログ http://ameblo.jp/seediqbale
 

 『海角七号』は(一見)親日的な映画に見えるが、それと同時に抗日事件を扱った『セデック・バレ』が作られているというのは、とても興味深い。監督の言うように、愛情と仇恨という二つの矛盾した感情がずっと存在しているということだろう。