苦しい夏

 
 普通ならこの時期は授業などの仕事に一段落ついて、ほっとしている時期なのだが、今年は休暇に合わせて集中的に会議があって連日長時間の会議がある。ほかの時期では皆そろわないので、どうしようもなくこの時期に連日苦しい会議をすることになる。この会議が今週いっぱい連日続く。
 
 それだけでなく、今年は震災関連工事が入って、研究室を空けなければならず明日までに荷造りをしなければならない。研究室の壁面の工事が3週間入るので、書架の本などを全部段ボールに入れて出さなければならないのだ。そして3週間の間、別の教室に臨時にいることになるので、おそらくその間はゆっくり大学にいることもかなわないだろう。そちらもストレスになりそうな予感。
  
 フェイスブックで他の人たちが休暇で海外に行ったり、温泉に行ったりしているのを見ると、ひどく悲しい気持ちになる。これまでは悲しい気持ちにさせる側だったことを思えば、因果は回るのだけれど、休暇も取れない立場になるのはひどく悲しいものである。今週には東京で韓日ワークショップもあるのだけれど行けるわけもない。
 
 おそらく8月いっぱいは苦しい時期が続き、成績処理まで行けば少しは余裕が出ることだろう。それまでは目をつぶって頑張らなければ――。
 
 ただ、楽しみなのは今週の週末に娘が帰省してくること。それを楽しみにする位しかないのである。9月には京都に行く用事もあるし。それまではひたすら我慢。